トップページに戻る
サイトマップ
織物の中には「気の遠くなる程」の行程を経て誂えられる「織」があります。
草木染め/手織は、もちろん、工芸職人・工芸作家の独自の技術と意匠・趣向が込められた作品として織物です。
 

 Shopping-contents

   
染織工芸織物.タイトル
背景画像
八重山上布.糸数江美子 タイトル
 
 
八重山上布
糸数江美子.制作
使用草木:椎の木.琉球藍.楊梅
 

八重山上布は、八重山諸島で制作された草木染め苧麻織物...、その織物は、いつも、その土地の空気を想わせる絣模様と彩りに満ちています。

八重山上布は、その土地の苧麻を使い、その土地の草木で糸染めが施されています。そして、その作業は、その土地に暮らす人が手掛けているし、その制作手法の多くは、江戸時代の頃より変わっていない..、使われている草木染料や絣模様のかたちは、現代的な色合いであるとか絣の構成に、違いがあるかもしれないけれど、その基本的な制作手法に関わる違いは、殆ど見られないんですね。
そもそも、八重山と言う孤島群に自生、あるいは、その土地で栽培された苧麻や草木が素材となっているため、何かが大きく変わると言うことはないのかもしれません。
八重山上布は、八重山の天然素材とそこに暮らす人の力でつくられた苧麻織物...、オーガニックな織物なのだと思います。

八重山上布は、彩り綺麗な苧麻織物という印象があるかもしれません。
たとえば、伝統的な紅露の白絣の八重山上布でさえ、真っ白な絣織物でありながらも、"彩り"という言葉が馴染んでしまう程の"色の気配"を伝えているし..、八重山の草木に彩られた八重山上布は、他の織物にない"彩り"があるのです。

絹織物にも草木染めが施されることがあるけれども、八重山上布の"彩り"は、明らかに絹織物とは違う...、例え、"薄絹"の織物であっても、"絹"と"八重山の苧麻織物"の"彩り"とは根本的に違う様です。
草木染めを施された薄絹は、紛れもなく美しいと思う..、それは、絹特有の艶感と相俟って、透明感をも想わせる彩りを伝えることがあります。
一方、八重山上布の"彩り"は、"自然"を想わせている様に感じられる。"苧麻"と言う植物と草木の色がつくる"色の気配"は、何の飾りもなく、"色"と"素材"の息遣いを伝え...、"色の気配"、あるいは"色の存在感"は、視覚的な"彩り"を超えて、"八重山の自然"を想わせる。
要するに、八重山上布には、八重山の自然の美しさが詰まっているのです。

こちらに掲載をさせて頂いた八重山上布は、染織家.糸数江美子の染織作品としての八重山上布です。
古典的な絣模様とナチュラル系の彩りとがバランス良く構成されています。
特に、絣模様を複雑に重ねている訳ではないし、彩りをあざやかにした草木染めの演出を図っている訳でもない。
眼にしていると、心地良さみたいな感じを憶えるかもしれない。
藍染めされた"経緯絣"と、"緯絣"、そして、"線模様"..、織り込まれた絣模様と線模様が、絶妙のバランスで構成されているのです。
この絣と線模様..、そして、それぞれに施された彩色が相俟って心地良さを伝えているんだと思います。まるで、南国の孤島にいる様な心地良さ、土地の空気に包まれ、風を感じるかの様です。
そして、この絣と線模様、色の気配を眼に映していると、まるで、八重山の音を奏でる譜面に様にも想えてくるかもしれない。
ひとつひとつは古典的な絣模様なのです。色もあえてナチュラル系に留められている。けれども、譜面を想わせるイメージは、どこか現代的な美意識をも感じさせるのです。
確かに、こうした織物表現は、単純な美的な感性や経験だけでは出来ないと思います。そして、古典や伝統を枷としてない制作に対する美意識によって、こうした染織作品が制作されているのだと思います。
制作者が想い描く八重山の心象風景がこの作品の中で表現されているのかもしれません。


糸数江美子

1955年  沖縄県石垣市生まれ
1981年  新垣織物工房 新垣幸子 師事
1996年  全日本新人染織展大賞 受賞
1998年  アジア工芸展 FBS福岡放送局賞 受賞
2000年  アジア工芸展 FBS福岡放送局賞 受賞
2002年  沖展会員
2003年  国展新人賞 受賞
2007年  マレーシア独立50周年記念 東方交流展ヴィジットアレーシア大賞 受賞
2010年  国画会準会員となる。
2012年  国画会準会員 退会
2014年  沖縄県指定無形文化財保持者認定

 
商品番号:rkyj398539
糸数江美子.制作 <八重山上布>
総丈 : 3丈3尺程(約12.5m)
琉球藍 椎の木 楊梅
経糸:苧麻糸(ラミー糸)
緯糸:苧麻糸(手績み)
ご購入をご検討の方は下段フォームよりお問い合わせ下さい

お名前(必須)

メールアドレス(必須)

メールアドレス(再度入力)

問い合わせ内容

*ご入力頂いたデータは、セキュリティ保持のため、256bitのSSL暗号化通信によって送信されます。

このホームページに掲載されている記事・写真などの無断転載を禁じます。
デザイン・加工・細工、または文章表現について、商業使用/私用に関わらず盗用/引用が認められる場合、法的拘束力が課される場合があります。
過去に差し止め請求が発生した事もあります。
Copyright (c)Marutoya.co.Ltd. All Rights Reserved.

創作着物と帯の専門店マルトヤ
http://www.kimono-shop.co.jp
名古屋市中区新栄1丁目5番10号
TEL:(052)262−5638
FAX:(052)241−2369
AM 10;00−PM 6:30
定休日:日曜日/祭日
お問い合せはお電話でも承ります