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織物の中には「気の遠くなる程」の行程を経て誂えられる「織」があります。
草木染め/手織は、もちろん、工芸職人・工芸作家の独自の技術と意匠・趣向が込められた作品として織物です。
 

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染織工芸織物.タイトル
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草木染め手織紬 タイトル
 
 
芝崎圭一制作:草木染め手織紬織物(座繰糸)
使用草木:矢車
 

矢車と言う植物より得られた100%草木染料で糸染めを施された無地織の絹織物です。
芝崎圭一の制作のお品...、芝崎重一氏とその後継者圭一氏は、自身の機屋を持って、他の織物とは違う100%自然染料にこだわった絹織物を制作しています。

この芝崎氏が制作する織物は、他の織物と何かが違うのか、と言うお話なんですが..、他の織物とは、随分と違う。あえてお伝えするなら、本場結城紬が、その真綿糸づくりから規定を有して制作されているスタイルに似ているかと思います。
ところで..、本場結城紬は、その規定に従って織られているのだから、どれでも同じでしょ、と思われていることがあるかと思いますが..、同じではないはずです。
基本的には、重要無形文化財として指定された技術をもって制作されている..、つまり、何から何まで熟練した職人が、様々な制作工程を手掛けている訳です。しかし、機械ではないし、合理化されている訳ではありません。
良いモノと悪いモノというお話ではなくて、本場結城紬は、基本的には、品質が保証されていて、かつ、それぞれに個性があってしかるべきなんですね。無地織の本場結城紬を、比べてもどこか違いがある。"ひと"の手仕事だけでつくられている以上、違いがあることが自然であるんだと思います。

本場結城紬のお話に、芝崎氏が制作する織物は、近いものがあります。
ただ、本場結城紬とは違う視点で制作の臨んでいるし、また、それよりも更にオーガニックな手法で制作されているんです。
もうひとつ..、本場結城紬が伝統的な制作手法の中で制作されているのに対して、芝崎氏の織物は、芝崎重一氏が四十年以上も試行を続け、現在の制作手法に至っているのです。
芝崎重一氏が求めた織物は、自然素材にこだわり、かつ、着物として理想的な着心地を求めた織物なのです。何か"古いもの"を単純に固持している訳でないんです。
"いま現在ある素材で、着物として最も理想的な織物"を求めている様なのです。

芝崎氏が制作する織物の真骨頂は、織糸の制作と言われています。
手引きの座繰糸(ざぐりいと)を100%使われているんですが、もちろん、繭の品種も決められているし、その糸の引き方、引く職人までも決められています。年間、100反程度の生産という僅かな生産数であるからこそ...、いわゆる少量生産だからこそ、織糸の品質を維持することができるようなんです。
芝崎氏が使用する座繰糸は、自身の機織に適しているようにつくられている。他の機屋が使っても、芝崎氏の織物のような感じにはならないし、色も綺麗にでない可能性があるようです。
織物の制作手法を鑑みて、座繰糸..、繭の品質から見極めているからこそ、比類ない座繰糸となるんです。
芝崎氏の座繰糸は..、着物となって、袖を通された時、身体の動きに伴って空気をはらみ、動きに馴染むようなしなやかさが生まれるんです。

糸染めは100%天然染料..、草木から色を煮出して糸染めを施しています。
芝崎氏特有の座繰糸は、この草木から煮出された色とも相性が良いんです。
やはり、理想的な色となる..、着物の色と言うより、自然の色がそのまま織物の中に再生されているようなんです。
何色?と問われてても、なんだか上手に伝えられない感じの色なんですね。着物を染めるためにつくられた合成染料とはまるで違う..、曖昧だけど、その色は心地よい感じを憶えるんです。

ただ、芝崎氏は、自然がつくり出す色に抗うことはしないようです。
草木、植物が育った環境によって、それぞれ違いがあるようです。もちろん、切り出す季節や土壌からも影響を受けるものですが...、それらを図っても、なお色の感じが統一することはないんです。
いつも違う..、どこか感じが違う。もちろん、ただ、いつも、その色は心地よい感じを伝えているんです。

こちらに掲載をさせて頂いた無地織は、矢車という植物で染められています。
絹織物の染色には珍しい植物ではありません。
媒染にもよるんですが、うす色の場合は黄味掛かったベージュ系の色となることが多いようです。土壁の色を薄く薄くして行った感じの色加減です。
ただ、必ずその類いの色加減になる訳ではない..、こちらの矢車で染められた織物は、わさび色を薄く溶いた感じの色になっている。草木染めの色加減は、どんなに得手とする染人でも、必ず想い描く色加減に導くことは難しいんです。

芝崎圭一氏が手掛ける織物は、まったくの固有の織物なのです。
無地織の織物でありながら..、一見するとどこにでもありがちとも思える織物でありながら、眼にすることで、触れることで、そして、袖を通すことで..、比類ない着心地と格別な空気感を憶えさせてくれます。
絹のこと..、自然の色のこと..、機織のこと..、制作に関わる何もかも、理想的な織物となるべく"手仕事"を重ねているんです。

飾りのない着物なのかもしれません..、けれども、すべてが自然素材と"手仕事"でつくられた着物なのです。

*お単衣にもお召し頂けます。


着物と帯のあわせ..
上段画像では、東京友禅友禅染め帯(雅楽楽器模様)とあわせました。
古典的な宮廷文化を想わせる染め帯とあわせても違和感なく馴染んでいます。趣味性を想わせる余所行き感覚でお楽しみ頂けのではないでしょうか?
下段画像では、辻が花染め帯(制作:森健持)とあわせてみました。秋から春まで季節をお楽しみ頂ける着物あわせではないでしょうか?

芝崎圭一氏は、芝崎重一氏の後継者(ご子息)です。
現在、お二人にて制作管理がなされています。
 

商品番号:ktg_79153
草木染め紬織物
制作:芝崎圭一
価格:366,000円(袷.お仕立代込み/税別)
丈 : 3丈3尺保証(約12.5m)
巾 : 1尺保証(約38cm)
経糸×緯糸:座繰糸
使用草木:矢車
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