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江戸小紋 タイトル

江戸小紋 タイトル画像

"江戸小紋"は、そもそも武家の正装としての裃に用いられて以来、染めの着物として発展した、言うなれば、日本文化で生まれ、日本文化で育まれた染色工芸品なのです。
そのため、"江戸小紋"には、他の文様のような異国文化の影響を感じさせる印象はありません。
あくまでも「日本的」な文様でもあるのです。

江戸小紋には、京友禅の様な「はなやかさ」は期待できません。また、色無地の様な正絹と染色が相俟って感じられる「艶やか」もありません。
感じられるのは、「凛とした潔さ」との印象でしょうか?


「たった一色」と「たった一柄」だけで表現される江戸小紋は、何百年も愛好され続けて来たのです。
徹底した単純化を求めた末、完成された一つの型なのかもしれません。でも、これほど完成された文様が他にあるのでしょうか?
江戸小紋は、極めて高い精度と潔さを兼ね備えた...確実に、生粋の日本の染織工芸品なんだと思います。

そして、染色を愛好する方ならば、その「凛とした美しさ」「潔い江戸小紋の美学」を感じることが出来、期待に適う江戸小紋と出逢うことが出来ると思います。

江戸小紋
江戸小紋 鮫 江戸小紋 鮫
商品番号 kskm_50008 商品番号 eckj_21107
江戸小紋 江戸小紋
鮫(本極鮫) 角通し
344,700円 374,700円
お仕立金代込み お仕立金代込み
(税別) (税別)
背景 江戸小紋 玉縞
商品番号 kskm_50005
江戸小紋
玉縞 (黒)
伊勢型紙/児玉博
444,200円
お仕立金代込み
(税別)
日本的なる染織としての江戸小紋
江戸小紋 伊勢型紙

「江戸小紋」の「如何にも日本的」であるのは、その染色技法にも一因があるかの様に感じられます。

これまで、「江戸小紋」に関わる染色技法に対して<3種>分野で人間国宝の認定がなされています。
染織の中で、こうした<1つの染織品>に対して「3種」の技術を文化財として認定保存されているのは、「江戸小紋」だけなのです。
ひとつは「染め」。ひとつは「彫り」。ひとつは「糸入れ」(但し、"糸入れ"は「縞伊勢型紙」に限定されます)

この技術は、どれも精緻極まりない仕事であるのです。
気の遠くなる仕事で、真摯なる精神と生真面目さ、そして、器用なる技能。まさに「日本人」を形容する言葉にて尽くされる仕事なのです。
この仕事が、重ねられてこそ「日本的」な魅力が感じられると思うのです。つまり、こうした技術を保ってこそ江戸小紋であるべきです。
もし、この仕事が、他の方法でなされるならば、例えば「伊勢型紙」ではなく、「ガラス板」や「セルロイド板」を使い「手染め」をしても、「江戸小紋」の美しさは感じられない筈であるし、

「伝統工芸士」なる職人が、"伊勢型紙ではない"道具と使い、手染めをすれば、とても綺麗に染められるでしょう。また、少々細かくても綺麗な染め上がりとなると思います。
しかし、綺麗に染められた「染色小紋」でしかなく、江戸小紋としての<誇り>に欠けると思います。
江戸時代、浪費・奢侈を戒める法令である倹約令が発せられ、その対象に「極鮫」と称される極細の江戸小紋も対象にされたとの事です。単色であり、文様が連続するだけの江戸小紋でも、極細となれば奢侈とされるのです。そして、「奢侈」とされる程、極細なのは「彫り師」や「染め師」の技量の競い合いと言われています。「職人の意地」の様な「どうでも良い」様なことが事の始まりで、それが何時しか「贅沢」な染色と捉えられるに至った様です
現代語で言う「サブカルチャー」の様なものだったかも知れません。しかし、江戸時代に興った「サブカルチャー」としての江戸小紋も、数百年を経て、「如何にも日本的」となったのです。
それは、確実に日本人がこの「凛とした潔い」染色=江戸小紋を愛好し続けて来たからだと思います。

本場 結城紬
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