「本場結城紬」は、「これ以上ない」と言う程の高度な織の技能が結実しています。それは「糸とり」から始まる数々の作業工程が、それぞれの専門職人により「手を掛けられ」積み重ねられているのです。また、どの作業工程をとっても、機械を要する事なく、ひとの手と古来の道具だけに依っているのです(現在、「本場結城紬」とされる結城紬は、地機(居座機)/高機/縮(ちぢみ)を問わず、重要無形技術保存の認定を受けた職人に依ってつられています)。
「本場結城紬」が、織物であるにも関わらず、どこか美しく、ぬくもりを想わせるのは、こうした専門職人=「ひとの手」だけに依ってつくられているからなんだと思います。
それ故、経緯(たて/よこ)真綿糸にて織られた、この手織紬は、装っているそれだけで、高い存在感の様なものを感じさせます。それが無地の結城紬であったとしても、その存在感ゆえ、装いに高い質感や品位を表現してくれる筈です。
「普段着でしかない筈」の結城紬が、装うそのひと"着物カルチャー"次第では、マニュアルにはないSomethingな装いをも期待させてくれると思います。遙かなる可能性が本場結城紬には秘められていると思います。
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| 商品番号 TYKM_70003 | 商品番号 TYKM_70002 | |
| 本場結城紬 高機 | 本場結城紬 高機 | |
|---|---|---|
| 無地 黒色 | 無地 グレイ系色 | |
| \420000 | \420000 |
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| 商品番号 TYKM_70001 | 商品番号 TYKM_71003 | |
| 本場結城紬 高機 | 本場結城紬 地機(居座機) | |
|---|---|---|
| 黒色 縞 | 藍色格子 | |
| \530000 | \840000 |
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| 商品番号 TYKM_71005 | 商品番号 TYKM_71004 | |
| 本場結城紬 地機(居座機) | 本場結城紬 地機(居座機) | |
|---|---|---|
| きなり格子 | 茶色系 格子 | |
| \840000 | \882000 |
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| 商品番号 TYKM_71006 | 商品番号 TYKM_71002 | |
| 本場結城紬 地機(居座機) | 本場結城紬 地機(居座機) | |
|---|---|---|
| 墨茶 網代織 | 蚊絣 | |
| \903000 | \1155000 |
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| 商品番号 TYKM_71007 | 商品番号 TYKM_71001 | |
| 本場結城紬/縮結城 地機(居座機) | 本場結城紬 地機(居座機) | |
|---|---|---|
| 崩織 | 絣格子 | |
| \945000 | \1260000 |
白洲正子氏の「日本のたくみ」の中で、確か田島隆夫氏について章にだったと思いますが「結城紬は、技術が発達し過ぎたせいか、見てくれのいい平板な織物になってしまった」との行(くだり)を読むことが出来ます。この「平板な織物」なる言葉の裏には、ある意味、結城紬の本質にみたいなものを、想うことが出来るのではないでしょうか? 白洲氏の思うところは正確に推し量ることは出来ませんが、「産業」としての「結城紬」が先行する事で、「"本場"結城紬」としての「テイスト」が置き忘れがちの様にも感じられなくはないのかもしれません。「むっくり」とした「素朴」ではあるけれども、どこか「ひとのぬくもり」が伝わるような織物。製品として「高価」に映るべく生産された織物。確かに、どちらも紛れもなく「本場結城紬」であるのですが。。。
現在、「本場結城紬」は重要無形文化財指定を受け技能保護を国から受けています。その技術を第三者や消費者に伝えるためには様々な方法があると思います。「織り子さん」と呼ばれる職人さんによる「実演」が、「本物を伝える」唯一の方法ではないと思うのです。
「本場結城紬」を着物として求める場合、その質感は身に纏うことで伝わってくる筈なのです。何故なら、「本場結城紬」は着物として最高の「愉楽」を感じさせるべく、気の遠くなる仕事を積み重ねているからです。目的は、あくまでも「装うべくひと」の気持ちである筈なのです。現在、「本場結城紬」と認定されるものには様々な質のものがあります。当たり前ではありますが、「本場結城紬」は一定の品質ではありません、極めるべくは糸質です。良質で極細の真綿糸を使うことは、最高の「愉楽」を装う者に約束をしてくれると思います。
写真画像にある残布は、織られた後の記録として保存されているものです。糸を指定して、色を指定して、そして意匠文様を指定して、一品々々誂えられる「本場結城紬」もあります。それは、「装うべくひと」からの意向もあります。また、品質/意匠文様にこだわった織物商や専門店からの意向もあります。こうした「誂え」は、前述した「装うべくひとの愉楽」が目的なのです。
田島隆夫氏は、糸と出会い、居座機にこだわりました。これは、染織家としての作品のみを目的としたとは思いません。やはり、着物とされた際、その袖を通す者の「愉楽」を想っていたと私は思います。現在、「本場結城紬」とされるものは数多あります。その中には、まだまだ、「産業製品」には見られない「素朴なテイスト」を保った「本場結城紬」があるのです(もちろん、素材から吟味され、誂えられた結城紬には"平板な織物"と言う印象は"ない"のです)。
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