加畑兼四郎(芙留庵) 制作
藤布八寸名古屋帯
藤布は、藤の蔓を切り出し、藤の繊維から績まれた糸で織り上げられた自然布と称される織物です。
日本では、木綿が大陸より渡来するより以前は、この藤布が、生活に根ざした生地素材績のひとつだったようでなのです。
そのため、藤布の起源は、縄文時代にまで遡るほど古く、時に、原始布、自然布などと称されるのはその起源の古さにあるのです。
こちらにご紹介をさせて頂いている藤布には、その経糸と緯糸のすべてを手績みでつくられた藤糸が使われています。
この藤糸は、藤の繊維の灰汁炊きを施し、織物の織糸として適度な柔らかさ、細さにまで加工を加えることで、麻糸や綿糸とは、まったく違った素材感を生み出しています。
特に、この帯地を織り上げた織人.加畑兼四郎氏は、自身の研鑽によって、帯地としての藤布、それも、織糸の経と緯の双方の織糸に藤糸を使い、帯地として理想的な<藤布>が織り上がられています。
こちらでご紹介をさせて頂いている藤布八寸帯地は、無地の平織の織物です。平織、そして、無地織でありながらも、無地織以上を想わせる景色がつくり出されているのは、古代より伝承されて来た染織に加えて、制作者:織人の技量と感性によって、いま尚美しい自然素材感覚の織物として織り上げられているからなのだと思います。
盛夏の帯地としてお楽しみ頂けます。
* | 芙留庵は加畑兼四郎氏がひらいた藤織工房。 |
こちらの藤布は、加畑兼四郎氏が、生前に制作された作品です。 |
* | 着物と帯のあわせ.. |
・ | 生紬絽織更紗染め小紋とあわせました。 |
・ | 越後上布(重要文化財)とあわせました。 |
・ | 八重山手織麻織物とあわせてみました。 |
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