森田麻里 作
型絵染め九寸名古屋帯:『花模様』
染織工芸作家の染め描く"花"には、様々な"かたち"があります。
同じ花をみても、染め描かれる"花"の"かたち"は、当然のように違った"かたち"として染め描かれる..、それは、染色作家の美意識が、表現される"かたち"をつくっているからなのです。
だから、染め描かれた"花"は、"染色家"が眼にした光景や感じた心象風景が、作品="かたち"として表現されていたものなんだと思います。
染色家.森田麻里氏の作品は、いつも柔らかな空気に満ち溢れています。
"花"がふんだんに染め描かれ、明るい"光"に包まれている。
見ていると、心地良くなる..、明るい気持ちが湧き上がってくる..、制作者の心象の中にある"花"のイメージが表現されているんだと思います。
作品には制作者の心が映されているならば、制作者である森田麻里氏の心模様は、きっと柔らかな花の様なのかもしれません。
この作品に染め描かれた"花"をみると..、花ひとつひとつに"個性"のようなものが伝わって来ます。"かたち"は、どれもよく似ているかも知れないけれど、それぞれが何か違ったものとして感じられます。
それは、例えるなら、"音"のようなものかもしれません。柔らかな響きを伝える"音"の様で..、"花"ひとつひとつが、それぞれ違う"音"を持っている。よく似ている"音"かもしれないけれど、それぞれが違う"音"を響かせることで、この型絵染め特有の"音色"を奏でいている。
そして、作品として調和を保っている。響いているのは、柔らかな空気に包まれた音楽のようなものです。
もちろん、例え話です。
紬素材の絹布に顔料で染め描かれた型絵染めの帯です。
制作者の美的な感性で染め描かれた型絵は、着物の装飾以上の雰囲気...、アーティスティックな雰囲気を伝えてくれると思います。
明るい印象の織のお着物には、特に馴染んでくれる型絵染めです。
=経歴=
1992年 | : | 女子美術大学芸術学部工芸専攻卒業 |
国展工芸部初入選 | ||
染織10人展 (杉並・アートスペースコア) |
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1993年 | : | 国展新人賞 |
クラフティングアーティスト展 (杉並・アートスペースコア) |
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1994年 | : | 三美術大学交流作品展 (アメリカ・ムーア大学) |
1995年 | : | 彩貌染織展 (杉並・アートスペースコア) |
1998年 | : | よにん展 (千葉市民ギャラリーいなげ) |
1999年 | : | 染織千色展 (銀座・ミハラヤ) |
2003年 | : | 染織千色展 (銀座・ギャラリー近江) |
2004年 | : | 国画会 受賞作家展 (京橋・千疋屋ギャラリー) |
北杜工藝展 (宮城・工藝 藍學舎) |
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2005年 | : | 辻弘子のガラスと森田麻里の染布展 (青山・GALLERY MU-RA) |
染織千色展 (銀座・ギャラリー近江) |
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2007年 | : | Meeee展 (恵比寿・ギャラリーいさら) |
2008年 | : | Fuuuu展 (四谷・GALLERYゑいじう) |
2009年 | : | 国展準会員優作賞 |
国画会 受賞作家展 (スペース銀座の杜) |
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形―いろいろ (恵比寿・ギャラリーいさら) |
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辻弘子 森田麻里 展 (笠間・ギャラリー舞台) |
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2012年 | : | 国展ミニギャラリー展 (六本木・国立新美術館) |
現在 | : | 女子美術大学芸術学部工芸専攻:非常勤講師 国画会会員 |
* | 森田麻里:型絵染め帯との着物あわせ |
・ | 本塩沢の着物とあわてみました。 |
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