本場結城紬(地機)
格子織
本場結城紬の制作は、繭から糸を引く事から始まり、その仕事のすべては、「昔ながらの制作手法」に倣っていて、恐らく、現代社会からは合理的ではないと捉えられるかもしれません。
長年使い込まれた道具なども、職人の手先の感覚を伝え、使う職人の一部の様な存在になっています。ただ、古いものが良いと言う価値観ではなくて、身体に馴染んだもの、慣れたものが職人の仕事感覚を美しく実現出来るのかもしれません。本場結城紬が、だから、身体に馴染み、最も着心地の良い着物とされる理由が、こうした制作の有り様にあるのかもしれません。
1956年に重要無形文化財の指定を受けた本場結城紬は、その「昔ながらの制作手法」を遵守されることで現在にまで継承されて来ました。
こちらに掲載をさせて頂いている本場結城紬は、重要無形文化財指定の制作手法で制作されています。
茶系濃淡の真綿糸だけで格子模様が織り出されていますが、この本場結城紬は、格子の織物特有の角張った強いイメージもないし、単彩濃淡で織られたような浅いイメージもありません。格子と地色が相俟ってうまれる雰囲気は、柔らかで、奥行きのある空気感を伝えています。
真っ白な繭から何もかも手仕事でつくられる本場結城紬は、色染めが施され、柄模様を織り出されても、真綿の質感覚や美しさは、その手仕事だからこそ変わらないのかもしれません。
高尚な野趣の香りが漂う本場結城紬です。
多様な帯とあわせることで更に趣味性が深まるお着物となります。
* | 着物と帯のあわせ |
・ | 摺り型友禅染め帯『誰が袖』(制作:多ち花)とあわせました。 |
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