洛風林制作:九寸名古屋帯
ヨーロッパ段文
ヨーロッパ文..、九寸名古屋帯として織られた西陣織です。
文様は、どうやら、ヨーロッパでつくられた文様が写されている様です。
地色は、黄色味をおびた薄ベージュ色。絹の艶が、とても綺麗に映る色加減です。
ところで、この"ヨーロッパ調"の文様は、生地として観ていると、日本的な文様ではありません。
「帯地である..、」と言う先入観がなければ、何を目的とした絹布であるかは分からないかもしれません。
ただ、絹の織物として落ち着いた気品と、趣、そして、この文様が生まれた文化の香りみたいたものは確実に感じられます。
この絹の織物ですが、確かに、生地としては日本的な織物として捉えることは難しいかもしれませんが、この絹織物を、帯のかたちに畳んでみると、「帯」としての存在感が出てくる..、西陣織としての"かたち"を実感することが出来るのです。
西陣織は、古来より、大陸や東南アジアから渡来した文様を、西陣織として取り込むことで日本の文様をつくって歴史があります。
西陣織は、日本の文様文化を象徴していると言えるかも知れません。
文様のデザインとしては、とても、整っているデザインです。
ヨーロッパ調の文様であって、日本的ではないからと言って、"遊んでいる"と言う感じは全然ありません。整っている、綺麗であると言った印象に加えて、格調も感じられます。
彩色印象が揃えられているため、賑やかな感じはありません。
無地印象の織物や染め小紋、江戸小紋、軽い印象の付下などとあわせて、お使いになると、それまでにはない着物の装いを楽しむことが出来るかと思います。
制作:洛風林
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