芙留庵 制作 織人:加畑兼四郎
藤布八寸名古屋帯
椿の花弁染め『木春無地』
藤布は、藤の蔓を切り出し、藤の繊維から績まれた糸で織り上げられた自然布と称される織物。日本では、木綿が大陸より渡来するより以前は、この藤布が、生活に根ざした生地素材のひとつでした。その藤布の起源は、縄文時代にまで遡るほど古く、時に、原始布、自然布などと称されるのはその起源の古さにあります。
そして、1991年より京都府より無形民俗文化財に指定されています。
芙留庵で制作される藤布には、その経糸と緯糸のすべてを手績みでつくられた藤糸が使われています。手績みされた藤糸は、灰汁炊きを施し、織物の織糸として適度な柔らかさ、細さにまで加工を加えることで、麻糸や綿糸とは、まったく違った素材感を生み出しています。
こちらでご紹介をさせて頂いている藤布八寸帯地は無地の平織の織物。
そして、褐色を想わせる色は「椿の花弁」で染められた色。この染色は、他の織物とは違い、手績みされた藤糸を染めるのではなくて、藤蔓の状態で染色が施されています。これを芙留庵では、「木春無地」と言って自然の色が表現されています。
古代より伝わる植物=藤の素材感と自然の色が調和した、野趣に満ちた美しい織物です。
夏季の帯地としてお楽しみ下さい。
* | 着物と帯のあわせ.. |
・ | 八重山上布白絣の着物(制作:中村澄子)とあわせました。 |
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