献上柄とは、博多織の中でも、独鈷と華皿、子持ち縞で構成された織柄を示します。
また、その独古、華皿が三本で構成された献上柄は「三献」と呼ばれ、「独古」の柄模様が綺麗に浮き上がって映ります。
この献上帯の中で「捩り織」で織られた紗献上は、透ける様な絹織の美しさが特徴で、夏季の帯として愛好されています。

こちらに掲載をさせて頂いた紗献上は「三献」で織られていますが、この本捩り織で織り出される「三献」は、紗と柄模様との織のコントラストが明瞭に出ることで、涼感印象が強く感じられます。
要するに、「涼感」が綺麗に映ると言うことです。

ゆかた、麻織物などの軽い感じのお着物にあわせてお使い頂けます。

この博多織は経糸/緯糸双方とも絹糸が使われた品質としては最高の博多織です。