品川恭子氏の染色作品/芙蓉の花..、絽紬.染め九寸名古屋帯

品川恭子 芙蓉品川恭子の作品に触れていると、何となく、着物とか、帯とかへの意識が薄い様に感じられる時があります。
飾っていない感じなんです。

写実的な柄模様が染め描かれていても、どこか詠嘆的な感じある..、この作品で喩えるなら、花の「表情」のようなものかもしれません。

二輪の芙蓉..、同じように映っていても、何となく"違う"と言う感じを憶えるんですね。
情緒めいた妙な空気を、それぞれがもっている...、観ていると、徒な想いのようなものが浮かんで来そうな予感がします。

絽紬の染められた<芙蓉の花>