"青いカバ"...、その名はウイリアム(William)と言うそうです。

MoMA.jpg先週の日曜日、三重県立美術館で開催されている「KATAGAMI Style 世界が恋した日本のデザイン」展に行って参りました(台風17号が迫る最悪天候でした)

浮世絵など一緒に19世紀後半にヨーロッパに流出した、江戸小紋や長板中形、型友禅などの製作に欠かせない「型紙」。その「型紙」がつくる「デザイン」は、当時、現地の画家や工芸家、デザイナーたちに影響を与え、美術工芸品やデザインが生み出されたそうです。この展覧会は、単純に絵画や美術工芸品が展示される内容ではなくて、100年以上前に海を流出した「型紙」を軸として、ヨーロッパやアメリカの近代さらには現代の美術まで、時代やジャンルを超えて紹介された展覧会...、と言う内容でした。

伊勢型紙と欧米美術工芸品...、ちょっと捩じれ感のある内容でもありそうだったんですが、違和感どころか「KATAGAMI」から派生したデザインに眼を奪わるような展覧会でした。

東京、京都の開催を終えているので、もうご覧になった方もおられる思いますが...、美術品だけの展覧会とは違う視点を楽しむことが出来ました。


そして...、自分への「おみやげ」も購入してしまいました。
MuseumShopで買ったものです。

ニューヨーク近代美術館(MoMA)所蔵の古代エジプトの副葬品"青いカバ"。"青いカバ"の七宝ブローチです。
使うかどうかは別として...、「おぉ..、いいじゃんコレ!!」
即買い状態。現在も後悔していません。

三重県からの帰り、台風で高速道路が閉鎖されそうな暴雨見舞われましたが、「KATAGMI」展も良かったし、お気に入りの「カバ」も手に入ったし悪くはない日曜日となりました。めちゃくちゃ満足しています。

さて、ちょっと調べていたんですが、この青いカバですが通称「ウイリアム(William)」と呼ばれているそうです。